キャッシングとローンって何が違うの?
<<小口か大口かの違いがあります>>
お金を借りたいと思い、ネットで検索するとカードローンというキーワードの検索結果が多く出てくるはずです。でも、クレジットカードを使ってお金を借りることも可能であり、これをキャッシングサービスと言われることも多いです。
キャッシングとローンでは何がどう違うのか、あるいはどちらで借りた方が有利なのかという疑問を持つ人も少なくないでしょう。両者の違いは小口の融資か大口の融資かという点が一番大きな相違点です。もちろん「ローン」というと分割返済のイメージを持つ人も多いでしょうし、その考えは誤っていません。
言い方は金融会社ごとに違いがあるので一概に言えませんが、通常「キャッシング」という場合は、小口の融資を支払期限までに一括返済するような融資の方法を言います。これに対し、カードローンに代表される「ローン」の場合は、比較的多額の融資を1年程度かけて返済するような融資形態をいうことが多いようです。
キャッシングはクレジットカードのサービスであることが多く、ローンは消費者金融が提供することが多い点も違いがあります。
<<キャッシングは短期勝負です>>
このようにキャッシングは、通常クレジットカードのサービスの一つであり、借りた日から1か月程度後の決済日に返済します。そのため、借りている期間が短い短期決戦なのです。
給料日前にちょっと今月は厳しいなぁと思った時にクレジットカードのキャッシングサービスを利用したことがある人も多いでしょう。借りる金額は1万円程度と少額であることが多いので、利息の金額も100円単位であることが多いはずです。
金額が少額なため、支払までの期間が短くても給料日を挟みますから支払が厳しくなるという事は多くないはずです。ちょっと節約などをすることで捻出できる金額を借りるのがキャッシングなのです。
<<ローンは分割返済で返済します>>
これに対し、消費者金融のカードローンに代表されるローンは返済期間が長期化します。消費者金融などのカードローンの場合、借りた金額に比べて非常に低額の返済なので不必要に返済期間が長くなる弊害があるほどです。
しかし借りる金額が多ければ、翌月に全額返済することはできません。ローンなどの支払期間が長くなることはある意味仕方ないなのです。
銀行でもローンの取扱いは多いです。一般の方にとっては住宅ローンなどが一番なじみが深いローンではないでしょうか。住宅ローンのようなローン商品は、カードローンと異なり、繰り返し利用することができません。一つの目的のためにお金を借りて、それを長期間かけて返済し続けるのです。
キャッシングと違い返済期間が長引くローンですが、支払うべき利息の金額が多くなることも確かです。そのため、繰上返済と呼ばれる加速返済をする人が多いです。住宅ローンを借りている人は、繰上返済をしたことがある人も多いでしょう。
消費者庁のWEBには多重債務の恐ろしさが表示されています。しかし、繰上返済をすることでそのような欠点をある程度防ぐことが可能です。