キャッシングやローンの審査ポイントは信用情報

キャッシングやローンの審査への対処方法は?

<<何をしているのか>>
最近の消費者金融の審査はコンピューター全盛です。審査項目も信用情報機関からのデータもかなり多くなっています。人間の目だけで対応することは難しいのです。
キャッシングの申込をする際には申込書を作成します。WEB申込が多いため入力することが多いでしょうが、間違いない入力が大切です。そして、この申込書のデータと信用情報機関のデータを使って審査が進みます。
信用情報機関には自分でも忘れかけているようなことまで登録されています。ローンやクレジットカードの利用状況にしても、5年間登録されているので過去のデータを遡って「返済能力・返済意志」が問われます。要するに信用できる人かどうかのチェックをするのです。
コンピューター審査が終わると、前提条件となった住所氏名などの確認を運転免許証などでします。キャッシングの申込をする際には運転免許証番号まで入力することとなっています。他人に成りすます人がいることから本人確認厳格化のための一つの手法なのです。
こうして基本的にコンピューターが判定した融資限度額が申込をした人に提示されるわけです。

<<落ちちゃった人はどうすれはいいのか>>
自分では特に覚えがないのに審査に落ちてしまう人は存在します。
そのような人は自分の信用情報を取り寄せるといいかもしれません。本人確認ができれば信用情報機関はデータを開示してくれます。ネットや郵送でも可能です。すると、ブラックリストに該当する情報がなくても支払が遅れた事績があったり、借入金額が多かったりすることがわかります。
特にクレジットカードのキャッシング枠は使っていないまま放置していると、総量規制の枠にひっかかることがあります。また、審査の上でもキャッシング枠は「借りているもの」として判断されます。
また、携帯電話の支払を延滞するとブラックリストとして登録されることがあります。なぜなら携帯電話の利用代金の中には端末の「割賦代金支払額」が含まれているためです。1か月以上の延滞でも不利になることがあります。
クレジットカードのキャッシング枠であれば解約すればいい話ですが、信用情報のデータは簡単に消えません。いつまで登録され続けるのかは信用情報機関に聞いてみるといいでしょう。
また、金融機関は多重債務者を嫌う傾向にあります。2社目までの借入ならともなく、3社目の借入だと審査さえしてもらえないことも少なくありません。

<<在籍確認を回避するための方法>>
キャッシングやローンの審査で一番気にかかるのは在籍確認の電話でしょう。何かと問題になる職場への在籍確認を何とか回避したいと考える人は少なくありません。
大手消費者金融の中には、銀行引落で返済し健康保険証等の提示をすることで在籍確認の電話を省略する申込方法を準備していることがあります。そこまでいかなくても、健康保険証の提示で在籍確認の電話に代えることができるケースは多いです。
もっとも在籍確認の電話は本当に働いているかどうかの確認をする大切な審査手続です。健康保険証の提示だけで代えることができるかどうかは消費者金融側の判断です。WEBなどで「健康保険証の提示で在籍確認の電話が省略できました」と書き込み記事があっても必ずしも万人に適用されるという保証はないのです。

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キャッシングの利用は他のローン審査に影響?

キャッシングの利用により他のローンに悪影響はあるか?

<<カードローンは融資枠そのものが影響する>>
カードローンは何度でも借入と返済を繰り返すことができる便利なローンです。その気になれば限度額一杯まで借りることができる反面、使わなければ残高ゼロという場合もありえます。両極端の性格を持つローンなのですが、住宅ローンなどの審査では融資枠の全額を借りているものとして審査を進めます。
住宅ローンの審査は、かなり長期間返済し続けることができるかという点が審査のポイントになります。担保として住宅に抵当権を付けますが、銀行は住宅を売却して貸金を回収しようとは考えていません。あくまで本人の収入から約定通り返済してもらうことが前提なのです。
そのため、カードローンの融資枠があると住宅ローンの審査には悪影響を及ぼします。どの程度の影響が及ぶかは審査をする銀行や保証会社によりますので一概には言えません。しかし、暗に「カードローンがあったら解約してくださいね」とほのめかされることはあります。
ちなみにカードローンやクレジッットカードのキャッシング枠の記録は過去5年間まで残されます。つまり、5年以内にカードローンなどがあれば審査の際に知られることとなります。極論ですが、住宅ローンの審査直前にすべてのカードローンを返済したとしても、一時的に返済しただけではないかと疑われることは否定できません。
融資枠だけではなく、申込自体が住宅ローンの審査の足を引っ張る可能性があることは覚えておいた方が賢明です。

<<忘れがちなクレジットカードのキャッシング枠>>
キャッシングが他のローンに影響する例として、クレジットカードのキャッシング枠が挙げられます。
クレジットカードのキャッシング枠は、カードの申込の際に「勧められる」ケースが多く、枠の設定だけでキャンペーンメリットがあることも少なくありません。
キャッシング枠を設定したことを覚えていればいいのですが、キャンペーンメリットのボーナスポイントなどをもらった後に忘れてしまう事も少なくありません。
しかし、このキャッシング枠は将来消費者金融などで大口のカードローンを申し込もうとした際に足を引っ張ることになります。なぜなら消費者金融などの貸金業法の規制を受ける金融機関は年収の3分の1以上の貸付ができないためです。
この規制は他社借入との合計なので、クレジットカードのキャッシング枠も含まれてしまうのです。
カードローンの利率は融資限度額が高いほど低くなります。キャッシング枠があるだけで、有利なカードローンが実現しないとしたら大変残念なことです。

<<不要な融資枠は解約しよう>>
カードローンはお守りのようなもので、いざという時に備えて持っていた方がいいと言われています。
しかし、大手消費者金融は即日融資が可能な審査体制を整えていますから、いざとなったらすぐに申込をして借りることは可能です。必要ないカードローンやキャッシングの利用枠はクレジットカードに限らず解約しても問題はありません。
使わなければいいじゃないかと言われそうですが、欲しいものができた時に「そういえばカードローンがあったな」と思い出してしまうものです。無駄遣いの防止にもなりますから、必要なければ解約した方がいいのです。

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ローンが組めないのは他ローンの返済額が影響?

キャッシングしたら自動車ローンが組めないって本当?

<<全然関係なさそうなんだけど…>>

憧れの新車を買うためにディーラーに行き、試乗もして見積書を出してもらいます。前回同様自動車ローンを使えば買える範囲だからと気分は新車モードです。納車されたらどこへ行ってみようかと色々と思いを巡らせているとディーラーから電話です。

「信販会社から頭金増やせないかって言われてるんですけど…」

つまり、自分が希望した金額だけ信販会社が融資してくれないという事なのです。心あたりはなくて途方に暮れてしまうという事は珍しくありません。

この原因としてキャッシングが挙げられます。もちろんクレジットカードやカードローンのキャッシングも大した金額ではありません。しかし、年収から比較して毎月の返済額が多めだと思われると審査に響きます。

大体というレベルの話ですが、年収の35%程度までがローン返済に充てられる金額だと言われています。このレベルを超えると返済が厳しくなると思われているのです。キャッシングの返済額など少額ではないかと言われがちですが、1年間の返済額は結構な額になります。

また、ちょっと注意点ですが、最近は携帯電話の料金には端末の分割代金が含まれていることが多くなりました。携帯電話利用料だと思っていてもリボ払いの代金が含まれているのです。そのため、携帯電話の利用料金を滞納するとそれだけで「ブラックリスト」として登録されます。どんなローンも審査が通らなくなるので注意が必要です。

<<多重債務者はイメージが悪い>>

多重債務者が必ずしも支払不能に陥るとは言いませんが、信販会社に限らず消費者金融などの金融機関は多重債務者を敬遠します。銀行融資の場合はキャッシング履歴があると、それだけを理由にして、スコアを大幅に落として融資限度額を控えることがあるほどです。

もっとも、最終的な融資可否の判断は信販会社にありますから、職業的に信用できる大企業の正社員などであればキャッシングをしていようが、カードローンの融資限度枠があろうが審査に通ってしまう事は少なくありません。

多重債務者だという事で審査に影響が及ぶのは、審査に通るか通らないかのボーダーライン上にある人だと考えておけばいいでしょう。もし、自分の仕事が金融機関に警戒されがちな派遣の仕事やアルバイトの仕事であれば注意した方がいいでしょう。

<<自動車ローンの審査は甘いのか?>>

自動車ローンを提供しているのは信販会社が多いので、総量規制の対象になるのではないかと不安に思う人も多いようです。しかし、金融庁のQ&Aにある通り、ディーラーの提供する自動車ローンは担保があるので総量規制対象外です。

自動車ローンに限らず、一般的に販売店が契約の仲介をするタイプのローンは審査が緩めだと言われています。なぜならあまり厳しすぎると肝心な販売に影響が出るためです。そのため、自動車ローンも同様に見られがちですが、あいにくそこまで甘くありません。

なぜなら自動車ローンは往々にして100万円単位の大型ローンだからです。エステや英会話でも信販会社のローンはありますが、せいぜい50万円程度で100万円を超えるようなことはありません。

金額が大きな自動車ローンの審査が甘いなどとは考えない方が賢明です。

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返済を早くすれば利息がお得

キャッシングしたらローン返済方法も考えよう

<<早目の返済が吉>>

キャッシングをしたら当然ローン返済が待っています。返済の方法はクレジットカードのキャッシング枠であれば次の支払日に一括返済することになりますし、カードローンであれば残額の3%程度ずつの返済になります。

しかし、残高の3%ずつの返済という事は利息も含めて考えると、3年以上の返済期間になります。収入に変動があっても返済し続ける必要があることから、できるだけ毎月の返済額が多くなる方法を選択した方がいいでしょう。

一般的には残高スライドリボルビング払いという方法を取ることが多いのですが、この方法だと返済期間が長期化します。金融機関によっては返済ペースを上げるタイプの返済方法を準備していることもありますが、このような方法を選択したり、繰上返済を併用することで万が一の際のリスクを軽減することができます。

当然のことですが、早目に元本が減れば利息の支払額も少なくなります。自分の負担が少なくなることは間違いありませんから、早めの返済が吉なのです。

<<繰上返済がしやすいキャッシングを探そう>>

一般的に大手消費者金融は、コンビニATMでキャッシングも返済も可能です。この方法が一番手軽に繰上返済が可能ですが、コンビニATMを利用すると手数料が108円ずつかかります。しかし銀行系カードローンには手数料が無料のことがあり、少しでも返済余裕額があれば繰上返済が可能です。

ただし消費者金融によっては、キャッシングこそコンビニATMでできても、返済は店舗ATMだけという事もあります。繰上返済できるATMが自宅や通勤経路にないという事もあります。申込をする前に調べておくことが大切です。また、大手消費者金融でも店舗のATMであれば手数料は無料です。通勤経路などに店舗などがあれば、そこを使う事で手数料の節約になるでしょう。

消費者金融などを選ぶ際には返済のことまで考えることをお勧めします。

<<返済できないと怖いことになりかねない>>

クレジットカードの支払日に口座に預金が不足していても、その日に気が付いて信販会社などに連絡すれば、特に問題なく振込口座などを教えてくれるでしょう。しかし消費者金融は甘くありません。

消費者金融の返済方法は、口座引落だけではなく自分でコンビニATMなどに入金する形の事も多いです。しかし、期日までに入金がないとその翌日には消費者金融から「確認の電話」があります。

この場合、いつまでに支払ができるというような回答をすればとりあえず問題はありません。約束通りに入金を済ませれば、特にブラックリストとして支払遅延の情報を登録されることはありません。

しかし、支払遅延が3カ月を超えるような事態になるとブラックリストへの登録事項となります。支払の督促が本格的に始まる時期と重なるのですが、裁判所の督促を経て一気に給料差押という手段に訴えてくることもあります。

宣伝では親しみやすいイメージの消費者金融ですが、支払が遅れた人に対しては一気に対応が変わります。このようなことにならないようにキャッシングをしたらその返済のことまできちんと考えておくことが大切なのです。

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